番外編(川島雄三作品) NEW 2013.10.4
『青べか物語』 川島雄三監督
1962年 東京映画

NEW 2018.4.10 画面写真追加


原作の「青べか物語」(山本周五郎)は昭和初期頃の「浦粕」(=浦安)をモデルにした小説ですが、
映画は1962年当時の現代に置き換えています。
現在の浦安に出向いて、映画当時のロケーションの場所を探してみました。


映画の冒頭、先生(森繁久彌)が東京方面からのバスから降り立つ「浦粕橋」(浦安橋)。
映画のようなアーチのある橋ではなくなっているが、この橋に間違いない。


「浦安橋」の中間地点。映画では森繁久彌がタバコを吸うシーンとほぼ同じ地点。
映画では前方の橋(東西線の鉄橋)はまだ無く、本当に広々とした風景。
下の川は旧江戸川。前方にかすかに見える建物は東京ディズニーランド。



橋を中州から見たところ。映画にも冒頭のクレジットタイトル前に同じようなアングルが登場する。
映画は浦安橋から始まり、浦安橋で終わる。


映画のファーストシーンに登場し、舞台の中心となる「境川」。
映画当時とはもちろん風景は変わっているが、どことなく雰囲気は残っている。




森繁久彌が売りつけられたべか舟にふらふらして乗るシーンに登場する旧江戸川の河口。
橋は映画撮影時には無かった「東西線」の鉄橋。その奥が「浦安橋」。
堤防と川の感じは、撮影当時の雰囲気を色濃く残している。





映画には登場しないが、小説「青べか物語」の舞台となった浦安で山本周五郎が下宿していた船宿「吉野家」。



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